外壁と屋根のメンテナンス時期の違い

2025年05月01日

外壁塗装 富士市 富士宮市

 外壁と屋根は屋外にありますが、役割が全く異なります。

 屋根はいつも直射日光を浴び、風雨にもさらされていますので、劣化しやすい箇所です。

 外壁材の場合は、屋根ほどの耐久性が必要とされていないので、施工性を優先してサイディングボードなどを使っていることが多く、塗装で耐久性を高めています。

 外壁と屋根の耐久性が異なりますので、メンテナンス時期もズレてしまいます。

 このような場合はどうすればいいのでしょうか?


屋根材は外壁材よりも耐久性が高い

 和瓦などの陶器製の瓦の場合は、塗装が不要で耐久性も高く(30年以上)、瓦の点検を行いその都度適切な補修を実施すれば、大規模なメンテナンスは不要です。

 しかし、スレートやセメント系の屋根材の場合は、耐久年数が短く、それぞれ7~8年、10~15年に一度は塗装や補修などのメンテナンスを行う必要があります。

 他にも金属系の屋根材であっても塗装が必要です。耐久年数の長いガルバリウム鋼板でも20~30年に一度は塗装などのメンテナンスを行う必要があります。

 屋根の塗装は、瓦以外の屋根材で必要になることが多く、一回につき40~80万円程度の費用がかかります。


外壁材も10年程度でメンテナンス時期を迎える

 外壁材や塗装の種類にもよりますが、一般的なサイディングボードやモルタル外壁では、10年を目安に塗装や補修などのメンテナンスが実施されます。

 主流のシリコン系の塗料を使用している場合は、10~15年程度で塗り替え時期を迎えますが、アクリルやウレタンなどの耐久性の低い塗料を使用している場合は10年以内で再塗装しなければなりません。

 屋根材と外壁材の耐久年数の違い、使用する塗料や素材の違いにより、メンテナンス時期のズレが生じないように、屋根材に使う塗料は同じ塗料であってもグレードが高く、耐久性の高い塗料を使用したほうがいいでしょう。

 おすすめは、10年ごとに塗装や補修のメンテナンスができるように調整しながら、素材や塗料を選ぶことです。


計画的に塗装や補修を予定に組み込むこと

 住宅を長持ちさせるには、適切な時期に適切なメンテナンスを行うことです。

 施工業者と共に将来の屋根や外壁を含めたメンテナンススケジュールを組むようにしましょう。

 理想をいえば、一番最初におおまかな計画を立てるべきでしょう。

 その際、塗装を中心に計画的に予定に組み込んでおくと、屋根材や外壁材の塗装を行う時に、必ず点検と補修が実施されるようになります。

 施工業者や塗装業者には、素材と塗料の最適な組み合わせを提案してもらい、メンテナンススケジュールを合わせてもらうようにしましょう。

 屋根と外壁の塗装を同時に実施すると、足場代や人件費などが節約でき、合計で60~120万円程度の費用に収まります。

 少し難しい考え方かもしれませんが、焦らずにじっくりと施工業者と打ち合わせを行うようにするときっとうまくいくでしょう。

 

※富士市・富士宮市の外壁塗装ガイドへ戻る

ページの先頭へ