お住まいの寿命はメンテナンスが決めるって本当?
戸建て住宅にお住まいの方なら、せっかく購入したマイホームならいつまでも面倒をみてあげるべきです。
お住まいの寿命は、適切なメンテナンスが決めるといっても過言ではないからです。
もちろん、屋根塗装や外壁塗装も重要なメンテナンスの一つです。
今回は、お住まいに関する総合的なメンテナンスについてみていきましょう。
耐久性を維持する重要なメンテナンス
お住まいは日々劣化していきます。再び新築になることはありません。
それでも大切に使い、壊れたら補修し、定期的なメンテナンスを行うと、寿命が延びていつまでも住み続けることができます。
建物は年々経年劣化していきますので、補修のために少しずつお金を積み立て、耐用年数が過ぎた資材や設備は思い切って交換し、新品にして快適に過ごせるようにしましょう。
いつまでも古いままで設備も全く交換しないようなお住まいでは、豊かで快適な暮らしにはほど遠いでしょう。
無駄に豪華にする必要はありませんが、ケチる必要はなく、古くなったところは部分的にでも新しいものに交換していくと建物の寿命も延びていくでしょう。
10年ごとに必要なメンテナンス
最初のメンテナンスでは、外壁塗装や目地部分のシーリングの打ち替え、内装のクロス張り替えなどを実施しています。
瓦屋根ではなく、金属屋根やスレート屋根などの場合は、屋根材も塗装メンテナンスが必要です。
瓦屋根になると、漆喰の保守ややり直しが行われることがあります。
耐用年数にもよりますが、新築から10~15年たつと、大規模なメンテナンスが必要となっていきます。
1回目のメンテナンスは、まとめて行い、使う材料や資材なども耐久性の高いものを使用するようにしましょう。
20~30年後には、耐用年数の短い素材を使っていた場合は、屋根の張り替え工事や外壁の交換工事が実施されることがあります。
また、内装のクロス張り替え、キッチンや給湯器の交換、トイレや給排水器具の交換など、水回りの設備の更新が入っていきます。
30年後にはどうなる?
建物が古くなればなるほど、補修やメンテナンスが必要です。かかる費用も高くなっていくでしょう。
屋根の葺き替え工事、外壁の張り替え工事を行うと、建物の寿命は延びますが、木造住宅で築30年以上たっている場合は、住み替えや建て替えなどを検討したほうがいい場合があります。
補修やメンテナンス工事は、耐用年数などに応じて行われますが、トータルでは1000万円近い費用がかかっていることも多く、何もしないまま過ごしていると後で大きな出費を強いられることがありますので、意識して注意したいところです。
一級塗装技能士、建築士、雨漏り診断士など建築に関する資格を多数取得しています。
建築塗装に30年携わっており、その経験に基づいた情報提供をおこなっています。