断熱塗料と遮熱塗料の違いと選び方のポイント
断熱塗料と遮熱塗料は、外側から受ける熱の影響をコントロールする優れた機能を持つ塗料です。
よく似ていますが、名称が異なっていますので両者には大きな違いがあります。
初めての人にも簡単にわかるように断熱塗料と遮熱塗料の違いや選び方のポイントについてまとめました。
よく調べると全く違う機能の遮熱と断熱
遮熱塗料と断熱塗料があって、値段だけで提案する場合は遮熱塗料といったところが多いかもしれません。
遮熱塗料は熱を反射し表面温度を下げる効果があります。
一方の断熱塗料は熱も冷気も遮断し室内の温度を一定に保つ効果があります。
両方の塗料は室内を快適にする効果がありますが、冬の室内の温度を逃がさないようにするには、断熱塗料のほうが適切な選択となるでしょう。
一般的には、断熱塗料のほうが耐用年数が長く、施工単価も高めです。
遮熱塗料、断熱塗料は屋根だけではなく、外壁にも塗装できます。
遮熱塗料と断熱塗料の比較
遮熱塗料は、屋根の表面温度が大幅に下がります。平均で6℃は下がるでしょう。
室温は、2~3℃低下し、電気代も約3%低下すると言われています。
明るい塗装色を選ぶと、遮熱効果が高まります。塗装色選びにも少し配慮するべきでしょう。
断熱塗料の場合は、室温は3℃低下し、電気代も同様に3%程度下がります。
夏場の気温低下効果は同じようなものです。
耐用年数をみると、断熱塗料は15~20年、遮熱塗料は10~15年程度です。
外壁塗装費用は、断熱塗料が1平米あたり2400~3800円、遮熱塗料が1平米あたり2300~2800円です。
断熱塗料は、高機能性塗料に分類され、消臭効果や遮音機能なども付加されており、単価が上がりますが、耐用年数も長くなっており、長期間きれいな状態を保ち長持ちします。
遮熱塗料と断熱塗料の選び方
冬場の快適さをプラスするなら断熱塗料を選びましょう。遮熱塗料は、温度を下げる効果しかありません。冬期の期間が長い地域や耐久年数を長くしてメンテナンス機会を減らしたい場合も断熱塗料がいいでしょう。
陽射しの強い地域や日当たりがよいが暑さに悩んでいる場合は、遮熱塗料を選びましょう。
また、屋根材が金属製、吹き抜けがある建物なども遮熱塗料を塗装すると室内温度を大きく下げる効果が働きます。断熱材を使っていない工場や倉庫の屋根にも遮熱塗料が使用されることがあります。
最上階にリビングがあるとより暑く感じられるので、屋根と外壁を遮熱塗料で塗装すると、真夏の暑さを和らげることができます。
一級塗装技能士、建築士、雨漏り診断士など建築に関する資格を多数取得しています。
建築塗装に30年携わっており、その経験に基づいた情報提供をおこなっています。