外壁塗装工事の保証書の内容は?
外壁塗装工事では書面の「保証書」が発行されます。お金の問題でも、口約束ではなく書面で必ず条件を確認した上で契約を交わします。外壁塗装工事における保証も優良業者なら必ず発行しています。
保証内容を知らないと有効期限が切れてしまっていたり、保証対象外であったりすると、結果として通常の有償修理になってしまいます。こうしたトラブルを避けるためにも、「保証書」はきちんと書面で受け取りましょう。
外壁塗装工事の保証・保証書とは?
外壁塗装工事では塗装に関するどんな内容にも保証がついているわけではありません。外壁塗装工事の場合、多くは「塗膜保証」です。特に塗装後に何らかのトラブルが生じ、塗料が剥がれたりしたときに、無償で補修や再塗装を行うものです。
外壁塗装工事の場合は、塗装工事業者によって保証内容が大きく異なります。保証書を発行せずに、契約時に保証内容について記載した書面を発行することもありますが、保証に関する対応は、各塗装業者により違いがあります。
塗装工事の塗膜保証で重要なのは、保証期間です。いつから保証が開始され、何年間保証が続くのかが問題となります。塗料の耐久年数にもよりますが、長すぎる保証期間、短すぎる保証期間には少し注意したほうがいいでしょう。
優良業者でも塗膜トラブルは避けられない
しっかりと仕事をする優良業者でも、未熟な職人が仕事をすることもあります。いつも高品質の塗装・塗膜ができるわけではありません。下地処理が難しかったり、下地塗料と上塗り塗料の相性が悪かったりすると塗膜が剥がれていきます。
外壁材に問題があれば、塗装ではどうすることもできないでしょう。塗装工事に関する各種保証がついていれば、塗装業者もずさんな仕事をすることはありませんし、工事の管理面やアフターケアも含めた総合的な塗装サービスを提供してくれていることがわかってきます。
口約束は要注意!
外壁塗装工事では、保証内容は書面にしておくことが重要です。悪徳業者ばかりではありませんが、最初から保証書を発行しない塗装工事会社なら、少し要注意です。特に口約束のみで保証内容を伝えるだけの場合は、後になって保証内容の詳しい確認ができません。
塗膜保証の場合、保証できる内容にも限界があります。口約束ではなく、冷静になって書面で確認するためにも保証書は書面できちんと受け取るようにしましょう。「保証内容がわからない」、といえば、無償修理や無償メンテナンスが受けられない場合があるので注意してください。
一級塗装技能士、建築士、雨漏り診断士など建築に関する資格を多数取得しています。
建築塗装に30年携わっており、その経験に基づいた情報提供をおこなっています。