塗装工事中の花や植木も心配なし！
外壁塗装業者は、間違いなく塗装経験が豊富です。工事前・工事中でも気になることがあればどんなことでも聞いておいてください。塗装作業では、塗料の飛散によるご近所トラブルなどが考えられます。ご自身のお庭の花や植木などにも塗料がつくことも考えられます。
塗装業者では、建物全体だけではなくお庭も含めて、あらかじめ徹底した養生を行い、塗装中や塗装後の塗料飛散トラブルなどにもしっかりと対応する準備ができています。
移動可能な植木やプランターは移動させる
塗装工事前に足場を組み、丁寧な養生を行いますが、施主のほうで準備することといえば、移動できる植木やプランターを事前に移動させておくことです。足場の設置では、建物の周囲1メートルの範囲内は足場の設置スペースとなります。植木やプランター以外にも邪魔になる物があれば、移動させておきましょう。物置など、簡単に移動できないものは、塗装業者に事前に相談しておいてください。
大事に育てている盆栽などはしっかりと養生してもらう
お庭の美観目的や観賞用に大切に育てている盆栽や鉢植えなどがある場合、塗料の飛散の危険性が考えられます。高価で希少価値のある盆栽なら、塗装業者のほうで丁寧に養生してくれます。
植木や盆栽などの養生の注意点としては、一週間以上ビニールなどで養生をしたままにしていると、植物も生き物ですので、枯れてしまう恐れがあります。植物も呼吸していますので、呼吸しやすいように通気できるビニールを使用して養生を行うことが可能です。
それでも工事期間が長引くようなら、大切な盆栽は別の場所に移動させたほうがいいでしょう。
外壁にかかっている植栽
お庭の植栽のうち、枝葉が外壁にかかっていたり、木の幹が密着したりしているような状態になっているものがあれば、塗装前にきちんとした対策が必要です。
庭木の樹液がついてしまうと、塗料の各種効果が薄れてしまいます。塗料の耐久性の低下にもつながります。そのため、庭木の剪定を行うか、塗装業者のほうで枝葉がかからない程度に切ってから養生作業を行うことがあります。
また、木の枝をロープで引っ張って一時的に外壁に庭木の枝葉がかからないようにする対策方法もあります。伸びきったお庭の植栽は、塗装工事の機会にお庭の植栽をまとめて剪定してもらったほうがいいでしょう。
一か所だけ剪定するよりも、お庭全体の植栽を剪定してもらったほうが建物とお庭の両方がきれいになり、美観の向上につながるからです。
一級塗装技能士、建築士、雨漏り診断士など建築に関する資格を多数取得しています。
建築塗装に30年携わっており、その経験に基づいた情報提供をおこなっています。