外壁塗装で意外と難しいカラーシミュレーション活用法

2020年08月02日 カテゴリー:ブログ

富士市の外壁塗装シミュレーション

 カラーシミュレーションは、外壁塗装でもわかりやすく人気がありますし、必ずやっておくべきものです。しかし、うまく活用するには、カラーシミュレーションのメリットやデメリットの他、その正しい意義や活用法についても知っておくべきことがあります。


カラーシミュレーションはなぜ行う?

 カラーシミュレーションは、色が決まってから行うものではなく、最初の色を決める段階で行う重要なシミュレーションです。コンピューター上で、お住まいの外壁塗装色のシミュレーションが簡単にできることから、塗装業者でもさまざまな組み合わせの塗装色を提案しています。

 カラーシミュレーションは、パソコンやアプリなどでも、簡易タイプが一般のユーザーに提供されている場合がありますので、あらかじめご自身でもいろいろな外壁塗装色の組み合わせを試すことができます。


メリットとデメリット

 実際のお住まいの写真を利用したカラーシミュレーションになると、お住まいの外壁にぴったりの塗装色を探すことができます。試し塗りの必要がなく、微妙な色合いや色分けなども自由自在です。カラーシミュレーションは、あくまでも全体の外壁塗装色のイメージを知るには最も最適なツールであると考えられます。塗装色が決定するまで、何度でも試すことができますので、カラーシミュレーションは、色選びで迷っている方にはおすすめのツールだといえます。

 デメリットしては、実際に塗装した色ではないので、塗装工事が完了した後に何か違和感を感じてしまうことがよくあるようです。カラーシミュレーションでは、小さなパソコンの画面上やカラー印刷などの小さなものでしか確認できません。面積効果により、面積の広い実際の外壁面では印象が異なることがわかっています。

 晴れの日や曇りの日、昼間や夕方などのさまざまなシーンにより、光の反射率が異なる場合には外壁塗装面の見え方が異なりますで、少し注意しなければならないでしょう。


同じ色で施工した家で再確認

 色決めの際、同じような塗装色や同系統の色の配分で塗装した外壁を見せてもらうといいでしょう。施工実績の豊富な塗装業者なら、お住まいのお近くや塗装業者の周辺にも、実際に施工した外壁があるはずです。カラーシミュレーションとの印象の違いをよく認識し、彩度や色みを調整しながら、色選びを続けてください。また、面積が広く、実際の外壁の面積に近い大きさのベニヤ板に試し塗りしてもらうと、塗装前と塗装後の印象の違和感が少なくなります。

 忘れてはならないのが、塗装色と町並みや景観との調和です。自分の家だけを見ていると、周囲との調和を忘れてしまうことがあります。カラーシミュレーションでもお住まいとよく似た環境の背景を合わせてもらい、お住まいの周辺の景観の中でご自身の家が浮いてしまわないように配慮する必要があるでしょう。

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