クラック(ひび割れ)の原因とは?
いつのまにか外壁にクラック(ひび割れが)が走っていた…というケースはよくあり、実は築年数が浅い建物でも発生してしまう現象です。またクラックが発生すると見栄えが悪くなってしまい建物全体の劣化加速につながるので悩んでいる方が多い現状。
実際街の建物にもいくつかクラックが走っていることがあります。ではそもそもクラックは何が原因で起きてしまうのでしょうか?主な原因を紹介していきます。
クラックの原因
クラックの原因は1つではありませんし、時にはいくつかの原因が重なって発生してしまうこともあります。
中でも主な原因は
・経年劣化
・災害
・手抜き工事
となります。
いずれもクラックの発生、もしくはクラックを加速させてしまいますので十分注意していただきたい項目ですね。
それでは一つ一つ紹介をしていきます。
経年劣化
「経年劣化」によるクラックはある種の宿命といえます。外壁に限らず永遠に状態を保持できる建物というのは存在しませんので、多少のスピードの差はあれど基本的にいつか寿命がきてしまいます。
ですので経年劣化によるクラックと判断されましたら、浸水など様々な安全面も考慮しまして外壁の塗り替え・張替えの検討をしていただきたいです。しかし寿命を延ばす方法はいくつかありますので、定期的なメンテナンスや掃除を行うなど外壁を保つ方法を試してみましょう。
災害
イレギュラーなクラックとなってしまいますが「地震」や「台風」、「豪雨」などの大規模な災害によって発生してしまうこともあります。日本は災害大国ですのである程度の強度を保つように設計されてはいますが、限界がないわけではありませんので一定を超えたら耐え切れなくなってしまい破損に。
とくに2019年のような連続で台風などがきてしまうと年ですと被害は大きいです。具体的な対策法はないですが、外壁メンテナンス時にヒアリングなどをして対策法を教えてもらいましょう。
手抜き工事
一番厄介なのが手抜き工事によるクラック発生です。基本的に手抜き工事をする業者は少ないですが、全くいないというわけではありませんので運が悪いと遭遇してしまいます。また手抜き工事は「竣工後の見た目」ではほぼわかりませんので見抜くことが非常に難しいです。
手抜き工事によるクラックは様々な要因がありますが、心配な場合は専門の監督を雇うなど対策を講じてください。また書類に不適切な内容が含まれていると感じた場合はすぐに中断することをおススメします。
一級塗装技能士、建築士、雨漏り診断士など建築に関する資格を多数取得しています。
建築塗装に30年携わっており、その経験に基づいた情報提供をおこなっています。