外壁のセルフ塗装がもたらすメリット・デメリット
お近くにもホームセンターなどがあり、塗料や道具などが簡単に手に入ります。日曜大工や家具の組み立て、塗装など何でもDIYでこなす人が増えています。
外壁塗装もDIY塗装にチャレンジする方も多くなってきています。
根気強く時間をかけて作業すれば、セルフ塗装も夢ではありません。
今回は外壁のセルフ塗装がもたらすメリットやデメリットについて取り上げました。
外壁のセルフ塗装をすべきか否か?
外壁塗装工事は、素人には難しい工事です。高所での作業が多く、集中して作業しなければならないので、神経を使いますし、しっかりとした足場を使っていないと、落下して怪我をしてしまうこともあるでしょう。
塗装作業にかける人員や作業時間などもプロに比べると遅いので、休みながら数か月もかけて塗装作業を続けなければならないでしょう。
このような理由からセルフ塗装は、DIYでも上級者だけがチャレンジできる難しい作業であるということがわかっていきます。
DIY塗装で得られるメリット
結論からいえば、塗装作業は、DIYでも問題ありません。
欧米では、大きな建物、広い庭の中で時間をかけてDIYでペンキ塗りを行うのは日常でも一般的に行われています。ちょっとした日曜大工なら、自分でこなすだけの素材や時間などもたっぷりとあるからです。
少しぐらい失敗しても後から修正できる、といったおおらかな気持ちになれるのは、DIY外壁塗装の魅力といってもいいでしょう。
塗装作業は大変だということがよくわかりますし、今度の塗り替えは計画的に人を手配してできるようになれるのかもしれません。
何事も経験です。足場や高圧洗浄機などを自分で借りて、ネットで協力者を探すなど、工夫すればDIY外壁塗装も難なくこなせるようになるでしょう。
DIY塗装はデメリットが多い?
屋外が中心となる屋根や外壁の塗装作業は危険な作業です。安全対策を怠ると怪我をしますし、プロのような完璧な仕上りになることは少ないでしょう。
塗装の技術は、3年以上の現場での作業経験が必要です。専用の道具や足場、養生、洗浄などの工事に関する知識や経験がとても重要です。
一度も塗装したことがない人や日曜大工で塗装したことがあるだけ、といった方は、逆に塗装工事で失敗したり、怪我をしたりすることもあるので注意したほうがいいでしょう。
プロのように迅速に作業することができないので、作業時間も長時間になります。気が向いた時に塗装作業を始めるような方では、いつまでも塗装工事中になってしまうことがあります。お時間のない方は、やはりプロに塗装作業を任せたほうが無難でしょう。
一級塗装技能士、建築士、雨漏り診断士など建築に関する資格を多数取得しています。
建築塗装に30年携わっており、その経験に基づいた情報提供をおこなっています。