正しい知識で外壁塗装を成功させる
外壁塗装工事は、営業マンに言われてから実施するものではありません。
建物を購入した時から計画的に実施することを考えましょう。
塗装は、メンテナンス目的の他、美観を向上させるためにも実施されています。
塗装で補修することはできませんが、補修時に塗装も行われることがあります。
正しい知識で外壁塗装工事を成功させましょう。
塗装費用の目安
外壁塗装工事の費用は、目安となる相場もありますがかなり幅広くなってると考えてください。
あくまでも目安ですが、2階建て塗装面積200平米で80~150万円が塗装費用の相場です。
グレードが高く、機能性の高い塗料を選ぶと、塗装費用も上がります。
補修箇所の有無、塗料のグレード、塗装面積、近隣相場などにより、塗装単価や塗装費用も異なります。
塗装費用は、見積時に確定させておき、追加費用が出ないようにしっかりと見守るようにしてください。
建物や外壁の診断も行う業者
塗装前に外壁診断や建物診断を行う業者は良心的です。
ただし、無料で実施し、正しい判断とアドバイスを行う塗装業者だけが信頼できる塗装業者です。
訪問営業マンによる建物診断は、信頼できる場合と信頼できない場合があります。必ず塗装業者選びは、ご自身で行い、他人任せにしないように しましょう。
外壁診断により、塗料選びや補修の有無などが明確になり、費用にも差が生じていきます。
予算、耐久年数、コストパフォーマンスなど、何を重視するかによって塗装の目的も異なりますので、塗装業者としっかりと打ち合わせを行うようにしましょう。
比較しやすくわかりやすい見積書
見積書は、必ず書面で受け取りましょう。記載内容や書式は各業者ごとに異なりますが、比較ポイントは同じです。材料費や施工費、塗料名、缶数、単価など、同じ工事内容であれば、各業者の見積書も似たような内容になります。
よく比較検討し、調べるところはきちんと調べたうえで、ご自身で判断するようにしましょう。
わかりやすく見やすい見積書は、大切なチェックポイントであるといえます。
保証書の発行と記載内容の確認
塗装工事の保証は、保証書などの書面で受け取り、一つ一つ内容について説明してもらいましょう。
保証内容に関しても、塗装業者や保証する加入団体によって大きく異なるからです。
保証範囲、適用条件、保証期間など、各社の保証内容を比べて、必要不可欠な保証が入っているのかどうかをよく確認しましょう。
悪徳業者は、できない保証内容を記載している可能性もありますので注意が必要です。
塗料選びと塗装色選び
塗り替えで同じような色を選ぶ場合は問題ありませんが、新たに異なる色を選んで外壁塗装を検討している場合は、塗装色選びや塗料選びで失敗しやすいので注意が必要です。
屋根と外壁の色の組み合わせやツートンカラー、配色、汚れが付きにくい色、遮熱断熱機能がついた塗料など、決めなければならないことがたくさんあります。
塗装色では、周囲のお住まいとの調和も考えなければなりません。一度塗装すると、失敗してもそのままの外壁色で10年以上過ごさなければなりません。後悔しないように、色見本の見方やカラーシミュレーションの使い方、注意点などを知っておきましょう。
一級塗装技能士、建築士、雨漏り診断士など建築に関する資格を多数取得しています。
建築塗装に30年携わっており、その経験に基づいた情報提供をおこなっています。