耐久性の高い塗り壁なら「ジョリパッド」
多彩な模様を楽しみたい方には、モルタルなどの塗り壁がおすすめです。
塗り壁材の中でも高い人気があり、おしゃれなうえに丈夫で長持ちする外壁材が、アイカ工業の「ジョリパッド」です。
今回は、「ジョリパッド」の特徴やメンテナンスの注意点などについて簡単に解説していきます。
ジョリパッドを選ぶメリットとは?
モルタル外壁では表現できないような模様や繊細なデザイン、おしゃれなイメージを演出できるのが、ジョリパッドです。
ジョリパッドは、フランスで誕生した塗り壁材です。ジョリパッドは、モルタル下地の上に塗って仕上げ材として使うようになっています。
ジョリパッドは、色も豊富でデザインや模様などを自由に描くことができる点が大きなメリットです。
色は180種類、パターンは100種類以上あり、豊富な組み合わせの中からお気に入りのパターンを選ぶことができるのが大きな魅力です。
耐久年数50年以上を誇るジョリパッド
ジョリパッドの耐久年数は、他の外壁材と比べてとても長くなっています。
適切なメンテナンスを実施すれば、50~60年は持つと言われています。
外壁塗装などの本格的なメンテナンスもありますが、通常時は、柔らかいブラシを使った水洗い洗浄がおすすめです。洗剤を使用する場合は、必ず中性洗剤を使い、水で薄めて使用するようにしましょう。
繊細なデザインは、逆に汚れが付きやすく、長期間放置すると汚れが溜まって目立つようになります。
汚れを落とすときに、ジョリパッドを傷つけないようにしてください。
10年に一度点検を行い、汚れ落ちが悪くなってきた時や築年数が経過し古くなってきた時には、外壁塗装工事を実施するようにしましょう。
塗装メンテナンスは20年に一回程度
シリコンやフッ素などの樹脂製塗料になると、10~15年に一度は再塗装する必要があります。
ジョリパッドの場合は、洗浄や清掃などの適切なメンテナンスにより、15~20年に一回程度の塗り替えメンテナンスでも問題ない場合があります。
色あせや防水性の低下により、水切れが悪くなっている場合やカビ・苔・藻の発生、クラックの発生、ジョリパッド表面の剥落などが見つかったら、再塗装メンテナンスを実施してください。
お住まいの環境にもよりますので、ジョリパッドでも10~15年程度で目立つような劣化症状が出る場合があります。
DIY塗装は避け、繊細なデザインにより高圧洗浄なども難しいので、ジョリパッドをよく知り、多数の施工実績を積み上げている専門業者に塗装を依頼してください。
再塗装の場合は、メーカー推奨のジョリパッド専用の塗料を使用してください。
吸水性の高いジョリパッドは、透湿性の低い微弾性塗料や弾性塗料を使わずに、透湿性の高い塗料を選ぶようにしましょう。
一級塗装技能士、建築士、雨漏り診断士など建築に関する資格を多数取得しています。
建築塗装に30年携わっており、その経験に基づいた情報提供をおこなっています。