外壁材サイディングの知識

2023年07月01日

富士市 富士宮市の外壁塗装

 外壁材といえば、サイディングを外して考えることができないほど、そのイメージが一般に浸透しています。サイディングは板状の外壁材ですが、品質が均一で広さに合わせてボードをつなぎ合わせて貼り付けて使用します。施工も容易です。

 サイディングは、何といってもお気に入りの素材やデザインなどが豊富に用意されている点が大きなメリットと言えるのかもしれません。


サイディングのメリット・デメリット

 サイディングは、板状の外壁材です。表面はセメント質や繊維質などを素材にした外装材料です。種類やデザインが豊富な理由は、窯業系の他、金属系、木質系、樹脂系などの幅広い種類の素材を用意しているからです。

 表面はすでに塗装や装飾が施されており、板状のパネル・ボードを貼り合わせて仕上げる外壁材です。どのサイディングボードも品質が一定以上あり、施工が容易で工事単価もリーズナブルです。

 耐用年数は、7~8年の製品が多くなっていますが、再塗装メンテナンスや部分補修を行うと、寿命は延びます。防水性能は、サイディングボードではなく、塗料の防水性能によるところが大きいでしょう。

 種類やデザインが豊富で、なおかつ水にも強く耐水性や耐候性にも優れています。デメリットは、熱を吸収しやすいことです。

 また、継ぎ目にはシーリング材を使用しますので、経年劣化により硬化したシーリング材の部分補修が必要です。耐久性の高い塗料を使用しての塗装メンテナンスが必要です。


サイディングの種類

サイディングの種類は、窯業系、金属系、木質系、樹脂系に分かれています。

・窯業系サイディング

 サイディングでは、窯業系が最もよく選ばれています。サイディングボードといえば、窯業系です。セメント質と繊維質を素材にした板状外壁材です。

 デザインが豊富で単色のカラーだけではなく、レンガやタイル調、石目調などの複雑で自然の風合いを活かしたデザインを選ぶことができます。また、耐火性、耐震性もあって、災害にも強いサイディングボードが増えています。

・金属系サイディング

 建築材料でよく使用されている金属素材は、ガルバリウム、アルミニウム、ステンレスです。金属系サイディングのデザインは、スタイリッシュです。

 金属系のサイディングボードは、経年劣化で錆びることはありますが、防水性が高く、耐候性もあり凍害に強いので、寒冷地などでよく使用されています。

 価格は高めです。他の素材に比べると、耐久年数が長くなり、メンテナンス回数が少なくなるというメリットがあります。

・木質系サイディング

 天然木にこだわったのが、木質系のサイディングボードです。自然の風合いや美しい本物の木目調は、一つとして同じものは存在しません。

 水分を吸収しやすい天然木ですが、耐熱性には優れています。腐食に注意し、メンテナンスを施せば、いつまでも使用できます。価格は高めです。

 表面を炭化処理したサイディングや不燃処理を施し防火指定地域でも使用できるサイディングもあります。

・樹脂系サイディング

 アメリカなどでは人気の樹脂系サイディングですが、日本では窯業系に押され、シェアが低迷しています。しかし、あらかじめ樹脂成型されており、品質は高め、凍害や塩害にも強く、耐候性に優れています。

 目地にシーリングを使用しないので、シーリングの部分補修のことを考える必要がありません。軽量で、薄く、窯業系サイディングの10分の1の軽さです。薄い外壁材ですので、遮音性の低さがデメリットです。

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