価格が安くて使い勝手のよいアクリル塗料

2022年12月15日 カテゴリー:ブログ

富士市 富士宮市の外壁塗装

 アクリル塗料は安い、耐久性や耐候性がない、不人気の塗料、といったイメージを持つ人もいますが、デメリットをよく理解して活用すれば、アクリル塗料ほど使い勝手のよい塗料はないでしょう。

 ここでは、アクリル塗料のデメリットよりもメリットに焦点を当てて紹介しています。


アクリルは価格が安いから使える塗料

 外壁塗装で使用されているアクリル塗料は、耐用年数が6~8年程度で、10年を超えるシリコン塗料に比べると短すぎて検討対象外です。しかし、そんなアクリル塗料にもたくさんのメリットがあります。

 アクリル塗料は、どんな外壁材にも塗りやすく、重ね塗りも容易なので、DIYではよく使われています。発色がよく、ツヤも滑らかで美しい仕上りになります。

 耐用年数が短いことから、屋外の自然環境にさらされない屋内の塗装や軒天井などに塗装するケースが多くなっています。アクリルは、透湿性が高く高温多湿の場所に塗装しても、品質が一定で劣化しにくく、変色を抑えることができます。

 DIYで使えるということは、塗装に関する高い技術も必要なく、誰でもきれいに仕上げることができます。


アクリル塗料の低い耐久性

 アクリル塗料の塗膜は、紫外線に弱く、ラジカル電子が不安定な状態となり、樹脂同士がつながりを失い、表面が凸凹した状態になります。すぐに表面のツヤがなくなり、雨で樹脂が流れ落ちてしまいます。

 こうした特徴のために、アクリル塗料の耐用年数が短くなっています。


塗り替えを頻繁に行う予定ならアクリル塗料がおすすめ

 店舗や新築住宅など、短期間で塗り替えを頻繁に行う場合や近々塗り替え予定がある場合は、あえて低コストのアクリル塗料で塗装することがあります。コスパを見ても、アクリル塗料のほうがいい場合は、迷うことなく選ばれています。

 また、新築住宅では、見た目を重視するのでツヤや発色のよいアクリル塗料がよく使われています。モルタルや木造住宅で新築時に塗装する塗料は、下地が動くのでひび割れを起こしやすいことがわかっています。 

 素材が安定する次の塗り替え時期が短いために、あえてアクリル塗料を選んで、次回の塗り替え時に耐久性の高い塗料を塗ることがあります。

 クラック・ひび割れに追従できる「弾性アクリル塗料」もあり、コンクリートであってもアクリル塗料が使われています。

 こうしてみると、アクリル塗料がいまだにいろいろなところで使われていることがよくわかります。

 耐久性が低い、グレードが低い、価格が安いなど、あまりいいイメージはありませんが、ひと昔前はよく使われていた塗料です。アクリル塗料はシンプルで使いやすく塗りやすいので、DIY塗装ではよく使われています。

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