塩害でボロボロ?塩害地域の外壁塗装
内陸に住んでいる方であれば無縁の被害となりますが、海辺に住んでいる方ですと塩害の被害に遭うことが多々あります。塩害の被害にあってしまうと、外壁のサビや腐食が進んでしまい見た目も悪いところが耐久性も落ちてしまう。
では塩害対策ができる外壁とは何があるのでしょうか。本記事で紹介していきます。
塩害
まず塩害について軽く説明をしますが塩分が土壌に含まれ徐々に住居へ来てしまう場合を除くと、ほとんどは海水に含まれる塩分が風によって運ばれることで発生してしまいます。
塩分が風によって運ばれるイメージがわきにくいかと思いますが、潮風にのって運ばれてきますので沿岸から数キロ先までは届いてしまいます。また台風の影響により沿岸部ではなくとも塩害の被害にあってしまう場合も。
塩害対策
では塩害対策はどのように行えばよろしいのでしょうか。下記から説明していきます。
塗装
まずはシンプルに塗装を行う方法となります。こまめに塗り替えることができますと塩害を受けても対処することができますし、見た目の良さを復活させることができます。
また塗装時に塩害に強い塗料を使用して施工しますと寿命を少し伸ばせますので定期的に見た目を変えたいという方であればオススメできる方法です。しかし根本的な解決にはなりませんので好みが分かれる部分ではありますね。
張り替え工事
続いては外壁の張り替え工事となります。基本的に塩害被害が大きくなりますと耐久度的に張り替えがベストとなりますので、新たに吟味する必要があります。また今後張り替えをあまりしたくなければ塩害に強い外壁に変更させることになりますね。
樹脂サイディング
じゃあ塩害に強い外壁って何なの?ということですがオススメは「樹脂サイディング」となります。樹脂サイディングは塩化ビニルで作られており、塩害に強く耐水性も申し分ない素材です。
そして色落ちが激しくないというメリットがあり、長年使用しても見た目が変わらないまま過ごすことができます。また安価で購入することができ、面倒な工事が少ないので扱いやすいという点もありますので沿岸地域以外でも好まれて使用される素材でもあります。
今すぐできる塩害対策
すぐに張り替えは難しいという場合は、今すぐにできる塩害対策を行って外壁を守りましょう。塩害は外壁に塩がつくことによって進行してしまう状態なので、塩をこまめに洗い流すことにより防ぐことができます。
高圧洗浄機でも構いませんが塗料が剥がれる危険性がありますので、ブラシやタオルなど外壁に優しい素材で拭いてあげるのがベストです。
一級塗装技能士、建築士、雨漏り診断士など建築に関する資格を多数取得しています。
建築塗装に30年携わっており、その経験に基づいた情報提供をおこなっています。