金属屋根のメンテナンス時期のサインを読み取ろう

2020年01月03日

富士宮市の外壁塗装

 お住まいの屋根材が金属屋根の場合、錆びによる腐食や塗装の色あせなどに注意し、定期的にメンテナンスを行う必要があるでしょう。ここでは、金属屋根のメンテナンス時期の目安とメンテナンス時のサインについてご説明します。


屋根は定期点検以外にも随時点検が必要

屋根は定期点検が必ず必要な箇所です。5年ごと、7年ごとなど、お住まい全体を点検してもらう際には、屋根の部分にも必ず注目しなければなりません。金属屋根であれば、雨漏りには強いというメリットがありますが、どんな耐久性の高い金属屋根も傷がついただけでも錆びが出ることがありますので注意が必要です。錆びの状態や進行具合を見て、補修すべき方法について検討する必要があります。

塗装している場合は、塗膜の色あせなども金属屋根で特に注意すべき点です。また、屋根材同士の端と端は、浮き上がっていたり、剥がれてしまったりすることがあります。雨や風の影響により、固定していた箇所が取れてしまうと、雨水が浸入しやすくなっていますので、何等かの補修が必要でしょう。


金属屋根でよくある不具合

・屋根表面の色あせ

塗装した金属面は、塗料の耐久年数が過ぎる頃には色あせしています。ガルバリウム鋼板であっても同様です。色あせしていると、塗膜の防水効果が薄れていることもありますので、再塗装が必要でしょう。

・錆びの状態

金属屋根の表面の傷は、強風による飛来物の傷やアンテナなどが倒壊してできたことによる傷などが原因として考えられます。金属面に傷ができると、錆びが発生しやすくなります。塗装の塗膜は屋根表面を保護していますが、傷ができると錆びが広がっていき、ひどくなると穴が開いてしまうことがあります。雨漏りの直接の原因になってしまうので、錆びの発生や複数箇所の錆びの発生を見つけたら、部分補修をするなどすぐに対処するほうがいいでしょう。


・屋根材の浮きやめくれ

金属屋根も一つ一つのパーツとして建物に固定されています。経年劣化により、ビス留めなどで固定していた屋根の端の部分が、強い風で浮いてしまったり、めくれてしまったりします。こうした金属屋根の浮きやめくれ・剥がれは、雨水の浸入経路になってしまうので、発見したらすぐに補修が必要となるでしょう。


・室内の状態

室内からも金属屋根の状態がわかることがあります。例えば、天井にシミが発生していたり、壁紙を張っている場合は天井や壁の壁紙が剥がれてきたりします。古い家屋では、水分により屋根裏の木材が変形していたり、腐っていたりすることもありますので、よく確認する必要があるでしょう。


金属屋根の補修方法

部分補修では、傷んだ箇所の部分交換工事が行われます。痛みが少なく、錆びも広がっていない場合に有効な補修方法です。屋根の錆び落としや屋根の塗膜の色あせ対処、塗膜の防水性能を維持するには、塗装前の下地調整と再塗装メンテナンスが有効です。屋根の塗装工事は、金属屋根の耐久年数に合わせた塗料を使用し、2~3回程度実施されることが普通です。

錆びや腐食が激しく、金属屋根の耐久年数が過ぎてしまい、塗装では対応できない場合は、その程度に応じて、屋根の葺き替え工事やカバー工法(重ね葺き)工事が行われます。

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