塗装回数、塗装間隔はメーカーの施工仕様を守ること

2019年09月17日 カテゴリー:ブログ

外壁塗装 富士市

 塗装回数と塗装間隔は、現場で塗装する職人にとっては、当然守るべき約束事です。塗料メーカーの施工仕様書には、塗り回数や目安となる必要な乾燥時間、希釈剤、希釈率などの塗料の性能が最大限に発揮される必要な情報が記載されています。

 こうした情報を無視することなく、正しい塗装回数、塗装間隔、塗装方法で塗装作業を行っている塗装業者が優良業者であるといえるでしょう。


三度塗りが基本の塗装回数

 一般的な塗装工程で重視されるのは、十分な乾燥時間を取った三度塗りです。下塗り、中塗り、上塗りの三度塗りは、どんな塗装作業にも必要です。耐久性を向上させる場合は、三度ではなく、五度塗りが行われることがあります。

 塗装回数が少ないと、塗装面の耐久性が落ち、色あせや塗膜の剥がれが見られ、耐用年数が短くなってしまうことがあります。塗装箇所が過酷な環境であればあるほど、塗装回数や塗料の乾燥時間を守った丁寧な塗装作業が必要となるでしょう。


インターバル(乾燥時間)の重要性

 重ね塗りする場合の次の重ね塗りまでの乾燥時間は、インターバル時間とも呼ばれています。しっかりと乾燥させた後に次の塗装を行いますが、その理由は、乾燥させることにより、耐久性の優れた塗膜を形成するためです。

 天候が悪いときや雨期などは、塗膜の水分が残り、メーカー指定以上の乾燥時間を取っても塗料が乾燥しない場合があります。そのため、雨や雪の降っているときは、原則として塗装作業は中止されます。


塗料の種類ごとに異なるインターバル時間

 同じ塗料でも、コンクリートやモルタル、スレートなどの塗装する屋根材・外壁材の種類と下塗り塗料にどんな塗料を使用したかによって、塗料のインターバル時間が大きく変わってしまいます。乾燥時間が1時間で済むこともあれば、乾燥時間を一日空けなければ、次の塗装ができない場合もあります。

 塗装の専門家はインターバル時間で失敗することはありません。乾燥時間が長くなっても、さぼっているわけではなく、メーカーの施工仕様書どおりの塗装作業を行っていることがほとんどですので、心配することはありません。


塗料の希釈率にも注目する

 塗料を水やシンナーなどで薄めて使う場合の「希釈率」にも注目してみましょう。希釈率も塗料メーカーが細かく指定しています。希釈率がいつも同じではなく、希釈率に幅が出ている場合は、用途だけではなく、季節や気温、天候によって、塗料の粘り具合が異なるからです。工事当日の天候などの塗装環境に応じた希釈率を守らないと、期待する塗料の性能や耐久性が発揮されないことがあるからです。

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