外壁塗装の見積書で必ず確認するべきポイントとは?
外壁塗装の見積書をもらっても金額だけ確認して終わることのないようにしましょう。
施工料金以外にも確認すべき事項はたくさんあります。
ここでは見積書の確認で外せないポイントに絞ってご紹介していきます。
下塗り、中塗り、上塗りの三度塗りになっているのかどうか?
基本的な塗装作業の流れは、下塗り、中塗り、上塗りの3工程です。
屋根や外壁の塗装では、下塗り、中塗り、上塗りのことを三度塗りと呼び、3回の工程に分けて塗装作業を進めています。
安定した塗膜の形成には、下塗り後の塗装は、中塗りと上塗りの2工程に分ける必要があります。
1回だけの塗装では塗りムラが出たり、厚みが均一にならないこともあり、必ず3回の工程に分けて塗装が行われています。
見積書や仕様書などでも確認できるかどうかをよく見ておきましょう。
塗料の商品名や使用量
塗料のグレードや商品名はとても重要です。
高価で耐久性の高いフッ素系塗料を選んだとしても、どんな塗料を使っているのか実際に確認できるでしょうか?使用する塗料は最も重要なポイントです。
メーカー名や商品名などが具体的に記載されており、依頼主でも調べられるようになっているのかがポイントです。
相見積りは3社前後
塗装業者選びは、大手企業や工務店、リフォーム業者、ホームセンター、ネットの一括見積もりサイトなどを活用し、厳選して3社程度に絞りましょう。
相見積りで悪徳業者に引っかかることがありますが、判断基準がしっかりしていると必ず外すことになります。
今回記載した内容に当てはまる企業から最も希望通りになる塗装業者を選ぶようにしましょう。
具体的な工程が記載され内容がわかるかどうか?
塗装工事の全体的な工程を把握するのは簡単です。
もし工程が抜けているとしたら、記載ミスか前後の工程に一緒にして入れられている可能性があります。よくわかるように作り直してもらうか、ご自身で確認するようにしましょう。
こうした情報を元に見積書で具体的な工程と作業内容、材料や単価など、見やすいように簡潔にまとめられた書式であれば、相見積りの比較もしやすくなります。
単価以外には塗装面積が重要
塗装工事は、塗装面積がとても重要です。
塗装面積は坪数や㎡などの単位が違うと金額も大きく異なりますので、間違いがないかしっかりと確認してください。
面積で計算すべきなのに、一式でまとめて記載されている場合は要注意です。
例えば、高圧洗浄や付帯部塗装などです。
他社の見積書を見て気づくことがありますので相見積りは重要です。
一級塗装技能士、建築士、雨漏り診断士など建築に関する資格を多数取得しています。
建築塗装に30年携わっており、その経験に基づいた情報提供をおこなっています。